山の手入れ

箱根の森

2014年02月28日 11:45

2月26日、市内の森で間伐作業をしました。
朝、小沢の里に集まったら道具を揃えます。
まずはチェーンソー。
これがなければ始まらない。

混合ガソリンとチェーンオイルをいっぱい入れておきます。

インパクトバー、フェリングレバー、滑車、くさび、ロープを持って。
入れ物が昔ながらの背負いカゴ。
丈夫で重い物を入れても破けたりしないし、
竹のカゴなんて昔の道具というイメージですが
なかなか使い勝手が良いのです。

ここの森では前から定期的に作業をしています。
林家の森なので植林したヒノキの手入れをしているのです。
植林した山を手入れしないでいると山が荒れてしまうため、
自治体も補助金を出して手入れを促すようにしています。
この森も三島市の補助金で間伐をしています。

間伐をした時に、倒した木をそのままにしておくと
こんな風に木が重なり合ってしまいますが
このような状態だと木が腐らずにいつまでも残ってしまいます。

ですから、間伐後は「林床整理」をして丸太を山の投稿線上に並べておきます。
こうすると、雨などで土が流れやすくなった時に「土止め」となり、
土砂崩れを軽減できます。
そして、木を地面につけてやる事によって
虫が食べたり微生物が分解したりして、土に還る事が出来るのです。
これで、また栄養分の豊かな土になり、草や木や虫など生物多様性のある山になります。

午後、作業を終えて小沢の里に帰ったら道具の手入れ。
これが大事!!
チェーンソーのカバーをはずしてお掃除。
エアーで木くずを飛ばします。
これが、なかなか爽快。
とてもキレイになります。

チェーンソーの刃は小さなカンナが並んだような作り。
その一つ一つをやすりで丁寧に砥ぎます。
「目立て」というこの作業で、切れ味が違います。

次の作業のためにメンテナンスと片付けが済んだら、今日の活動も終わりです。
本日もケガもなく無事で何より。
お疲れ様でした!