ウィンチで集材作業
ヒノキが圧倒的に多いですが、場所によっては杉の木ばかりが生えている箱根西麓。
広葉樹林化のために、以前この杉の木を間伐しました。
間伐の次の行程は索道を使い、木寄せをします。
ちなみに「索道」とは・・・
【空中に架設した鋼索に運搬器を取りつけ,人や荷物を運搬する装置】
「木寄せ」は文字通り木を寄せ集めることです。
作業の多くは動力を使いますが、当然ながら人力の部分も多い。
ご覧の通りの斜面なので想像以上に大変な作業です。
何年も作業をしてきて、試行錯誤しながら独自に作った集材用の器具です。
ウィンチから間伐された山(木が置いてあるところ)までワイヤーを張ります。
「ウィンチ」はワイヤーロープを巻き上げる機械です。
ワイヤーロープが複雑に張り巡らされている様子がわかるでしょうか?
木寄せする作業者と土場(積み上げてあるところ)の連携を取りながら
ウィンチを操作します。
肉体労働ではないものの、片時も目が離せない重要な役割です。
こちらが「土場」です。
こんな風に材木を集めて、きれいに並べておくと材木屋さんのトラックに積み込みやすい。
この日だけでトラック10台分くらい出しました。
ところで、上の写真を見るとわかりますが、下草が生えていません。
所々に見える緑色のものは切り倒した杉の葉です。
密集した杉で暗くなっていた森が間伐したことで明るくなります。
材出しをしたお蔭で、地面が片付き広葉樹林化の準備が出来ました。
これから森に日光が入り、様々な草や木が生えてくるのが楽しみです!
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