直轄林調査

箱根の森

2014年07月21日 07:38

7月は2週にわたって直轄林調査。

森林の手入れ等をするにあたって、その場所をいくつかのゾーンに分けてあるのですが
その境界線を再確認します。
ゾーンの境目に目印をしておきます。


沢を境にしているのですが
「沢」といってもいつも水が流れているワケではないし、
とにかくどこも木や草が多く生い茂っていて・・・


地図と照らし合わせながらの確認作業。


そんな風に歩いていると、手入れされずに細いヒノキがキツキツに伸びて
日が届かず、真っ暗なところがあちらこちらにあります。
間伐が必要な場所ですね。


ゾーン確認のあとは、アクセス道&作業道開設の可能性とルート設定。
間伐したら木を運び出すのですが、そのルートをあらかじめ決めておかなくてはなりません。
なるべく木を伐らずに、なおかつ傾斜が少ない場所で・・とか
考慮する点がいくつかあります。
「あっちが良いんじゃないですか」
「その木の右ね」


ワイヤーを張ったり、小型の林内作業車が通れる道を作っておく必要があるのです。
山の仕事って、想像するより
ずっと沢山の複雑な作業があるんだなぁと改めて思うのでありました。


今、山ではオカトラノオがあちこちで咲いています。
しっぽみたいに垂れ下がっているから、というのは
わかるのですが
虎の尾に似ているかどうかは疑問??
名前を付けた当時は本物の虎を見た事がなかったのでしょうね。

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