植物を見分ける

箱根の森

2022年06月15日 20:22

箱根西麓森林塾の森づくり講座を実施しました。

第1回のテーマは「森林の基礎」、
講師は(株)環境アセスメントセンターの室伏さん。

前半は座学で、身近な三島市の森林の状況を通して
森林の基本を教えてもらいました。

そして、外に出て植物の観察をしました。



皆さんも経験があると思いますが、実際に観察してみると、
同じ樹木や草本でも全く同じものはありませんので、
見分けるのは思いのほか難しいものです。

見分ける上で一番参考になるのは葉っぱですが、
同じ種でも大きさや形にかなりばらつきがあって、
図鑑や写真のとおりではありません。

近縁種があるものも多く、さらにハードルが上がります。

室伏さんに尋ねると、ほとんど迷うことなく、
ほぼ全て答えてもらえます。

どうやって見分けているのでしょうか?

ばらつきに加えて、
小さな実生や老木ではだいぶ形が違いますし、
中には人の手や自然の影響で形が変わってしまい
他の植物にそっくりだったりするものも。

見た目が基本で、触感や匂いなども含めて総合的に
判断されていると思いますが、いつも驚きです。

この微妙な違いを判断するのは
まだまだAIには無理じゃないかと思います。

参加された方は今回の経験をいかして、
参加されなかった方も聞いたり調べたりして、
頑張ってチャレンジしてみましょう!

――
三島フォレストクラブ
Mishima Forest Club
https://mishima-life.jp/groupHP/mfc021214/index.html

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