動物たちの森

箱根の森

2024年05月20日 20:50

箱根西麓森林塾の森づくり講座が始まりました。

最初のテーマは”動物”、
森を構成する大切なもののひとつです。

動物というと哺乳類を想像する人もいると思いますが、
今回は動く生き物の全てが対象です。

水の中の小さな昆虫から、陸にいる鹿やネズミ、空を飛ぶ鳥まで、
森をつくる空間にはいろいろな生き物が住んでいます。

講師は、箱根の森をずっと観察し研究されてきた石原龍雄さんです。

午前中の講義では貴重な写真や骨や剥製などを見せていただき、
午後にはいよいよ外に出て生き物の観察の仕方を学びました。




参加した皆さんで探しているのは水中にいる生き物です。

水の中の落ち葉などを食べる虫たちは、有機物を分解する
だけではなく、他にも大切な役割をしています。

それは、食べられること。

水中の虫たちを食べる生き物はたくさんいるので、
生き物の種類や数が増えると森が豊かになります。

食べられることで、水中の有機物を外にだしてくれる
役割もあります。

ただ、雨が降らなければ水がなくなったり、
たくさんの雨がふれば増水したり、
人が森に手を入れると土砂が流れ込んだりして、
川の中はとてもデリケートでいろいろな影響を
受けやすい環境です。

森づくりをするときには、小さな彼らもいることを
忘れないようにしましょう。

――
三島フォレストクラブ
Mishima Forest Club
https://mishima-life.jp/groupHP/mfc021214/index.html



関連記事