正確に測る
6月14日、箱根西麓森林塾、人工林管理分野の2日目。
スタッフ、指導者養成コースは測量を習いました。
まず、測量したい範囲の外周に沿って杭をうちます。
次の杭は見える範囲でなるべく遠いところに。
これを繰り返して、ぐるっと一周します。
と、言ってもこの日は時間がないので一周はできず、途中まで。
測る機械は・・あっ、よく道路とかで見かけるアレだ。
ここからレーザーを発射して・・・
次の地点にいる人が持つ的に当てると、距離が出る。
射的みたいで面白かったです。
でも機械をセットする時に
杭の真上に垂直にするとか水平にするとか
レーザーの邪魔にならないよう、草を刈るとか、
けっこう面倒くさいです。
慣れればもっと早く出来るのでしょうが
なかなか時間のかかる地道な作業。
そして午後は照度を測る作業。
ただ、一か所でどれくらいの明るさか・・というのではなく
森の中と外とで、同時に測ってどれくらいの違いがあるかを見るのです。
この、同時というのがホントに同時なワケで、
トランシーバーで「3,2,1,0!」と合図をしながら
ホントに同時にスイッチを押すのです。
一つの地点で120cmと30cm。
しかも2回ずつ。
これもなかなか地道な作業。
「測る」のではなく「正確に測る」のは手間も時間もかかるのでした。
森林を管理するって、想像するよりもずっと多くの事をやらなければならないんだなぁとしみじみ思った一日でありました。
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