2020年11月11日

芽鱗痕

早速、前回の答え合わせをしましょう。

Q1. モミジの葉が手のひらのような形(切れ込みが入っている)理由は。
→ 隙間から風の力を受け流すためですね。
隣にあった切れ込みのないヤマボウシの葉はクシャクシャになっていましたが、モミジはしっかり形が残っていました。

Q2. 樹皮が強いのはどれ?
a:横割れタイプ b:縦割れタイプ c:鱗状にはがれるタイプ
→ aです。
木が成長して太くなると径方向に引っ張られますが、その時強い皮は横に裂けます。
桜の樹皮は利用されていますね。

Q3. サルナシはどうやって上に伸びる?
a:巻きつく b:トゲ c:吸盤 d:根を張る e:乗っかるだけ
→ eです。
木が小さい時に上に乗ったら、その木の成長と共に自分も幹を伸ばしていきます。自分より早く成長されると引っ張られちゃうので大変です。

Q4. 伐らないで樹齢を知る方法は?
→ 前回のタイトルがヒントでした。
芽鱗痕(ガリンコン)は冬芽の痕跡で、毎年一つずつで、これを数えればわかるんです。
ただし、これがはっきりとわかる木は限られます。

芽鱗痕
(ただいま、芽鱗痕を数えています)

Q5. アオハダの見分け方
枝の先の方を見ると、長い枝はなく、短い枝がたくさんついていることが特徴でしたね。

芽鱗痕
(アオハダの高木)

なんでこうなっているの?と思ったら、物理的に考えるとわかるかも^_^

――
三島フォレストクラブ
Mishima Forest Club
https://mishima-life.jp/groupHP/mfc021214/index.html



Posted by 箱根の森 at 16:09│Comments(0)
 
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芽鱗痕
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