2020年12月09日

小さな動物を探すには

箱根ふれあい館と、その周囲にあるやすらぎ森で勉強会をやりました。

箱根ふれあい館は箱根接待茶屋の森のすぐ近くで、箱根峠をはさんで反対側にあります。
元館長の石原さんと学芸員の小野さんに講師をしていただきました。

最初のテーマはアカネズミやヒメネズミなどの小さな動物たちの調査の方法。

大きな動物はたくさんの痕跡を残しますよね。
例えば、鹿の場合、ふん/足跡/食痕/枝折り/樹皮剥ぎ/つの研ぎ/ぬた場など。
それと体が大きいのでトレイルカメラでも比較的簡単に撮影できます。

それに対して小さな動物は?
2つの方法を教えてもらいました。

一つ目は、ねずみ君たちの好きな餌をいれた容器を置いて、餌の減り具合を観察する方法です。

小さな動物を探すには


これはわかりやすいですね。

2つ目の方法は棒を使います。

小さな動物を探すには

何をしているかわかりますか?

竹の棒を地面に挿してみて、地面の下にトンネルがあるかを調べています。

ねずみ君たちは地面の下にトンネルを作って移動しています。
棒を挿したときにブスッと入ればトンネルがあるということになります。
やってみると、簡単でわかりやすくて、みんなでやると楽しいです。

箱根接待茶屋の森でも、2つの調査やトレイルカメラの撮影を試してみたいと思っています。

それから、みなさんも箱根ふれあい館にぜひ行ってみてください。
展示物も充実していて、子供だけでなく大人も楽しめますよ。

――
三島フォレストクラブ
Mishima Forest Club
https://mishima-life.jp/groupHP/mfc021214/index.html



Posted by 箱根の森 at 10:48│Comments(0)
 
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