2023年05月17日

もうひとつのミツマタ

先日、ミツマタの花を紹介しました。

もうひとつのミツマタ

ミツマタの枝は根本から上に、1箇所で3つに分かれて伸びているのが
写真をよく見るとわかります。

ところで、ミツマタというY字型の道具もありますね。
こちらは1箇所で3つが交差しているという意味ですね。

もうひとつ、鹿のツノも「三叉四尖」という言い方がされます。

もうひとつのミツマタ

この場合は、下から3箇所で枝分かれしている意味ですね。
3つに枝分かれした結果、尖端が4つになっています。

同じミツマタでもいろいろな意味がありますね。

ところで、鹿のツノをよく見ると、上の方のマタになった部分が
擦れて白くなっています。
若い木などの細い幹をマタの間に入れて、ツノ擦りをするためですね。
森の中でには擦られて枯れてしまった若木もたくさん見られます。

葉を食べられたり、枝を折られたり擦られたり、
植物にとって鹿の影響はかなり大きなものになっています。

――
三島フォレストクラブ
Mishima Forest Club
https://mishima-life.jp/groupHP/mfc021214/index.html




Posted by 箱根の森 at 23:11│Comments(0)
 
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