2013年03月12日
創始の森の道のり
3月17日、三島フォレストクラブが所属する
箱根接待茶屋の森づくり協議会主催でのイベント「森の楽校」で植樹を行いますが
同時開催で三島フォレストクラブでも「創始の森事業」として植樹作業をします。
「創始の森」とするエリアは手入れをされずに荒れてしまったヒノキの人工林の中でも
風倒木が多く危険なところ。
そこを整備し広葉樹の苗を植え、新たな森を育てようというプロジェクトです。
「風倒木」というのは読んで字のごとく、風で倒れた木。

木が自然に倒れてしまう事自体、危険な事ですし
そもそも風くらいで倒れてしまう木がある森というのは
適正な手入れをされておらず、ヒョロヒョロと細長いばかりの木で
根がしっかりと張っていないのです。

それに、木が密集しすぎているため、地面に下草が生えず土がむき出しの状態です。
このような森は、大雨の時に土砂が流れたり、と様々な悪影響が出るのです。

下草やヒノキ以外の木がなくても、ササだけはやたらとはびこってしまう所もあります。
しかし、繁殖力の強いササは他の植物が育つのを邪魔し、
そこにあるはずの植物の種類は激減します。
植物の種類が減れば動物の種類も減り、森の生物多様性が保たれない事になります。

そこで、ヒノキの間伐だけでなくササ刈りも行います。
刈った大量のササは道に運びだし、ヒノキの枝や葉などと一緒に
早く土に還るようチッパーにかけて粉砕します。
そのまま地面につけておいても、もちろんいずれは土に還るのですが
植樹作業をしなければならない場所ですから、安全に作業を行い、
植えた苗が育ちやすいように、林床(地面)を整理する必要があるのです。

そしてササや枝よりも運び出すのが大変なのは、もちろん丸太です。
材木として使う場合は地面に着けておいたら
腐ってしまいますので置き場を作ります。
この、置き場を作るのだってなかなかの作業です。
動力はほんの一部で、ほとんどが手作業、というか力仕事。
大勢の会員の協力の賜物です。


どの作業でも共通で言えることですが
足場が悪いので怪我の無いよう、十分に気をつけながら・・・。

いくつもの行程を経て、「創始の森」はこんな風にサッパリとキレイになりました。
植樹イベントのためのプレートを立てているところ。
日曜日はいよいよ苗木を植えます。

ここが広葉樹の緑あふれる森になるのは何年後でしょう?
森づくりは未来に希望が持てる、ロマンのある活動です。
・・・よね!?
ここまでの活動に参加した皆さん、お疲れ様でした!!
箱根接待茶屋の森づくり協議会主催でのイベント「森の楽校」で植樹を行いますが
同時開催で三島フォレストクラブでも「創始の森事業」として植樹作業をします。
「創始の森」とするエリアは手入れをされずに荒れてしまったヒノキの人工林の中でも
風倒木が多く危険なところ。
そこを整備し広葉樹の苗を植え、新たな森を育てようというプロジェクトです。
「風倒木」というのは読んで字のごとく、風で倒れた木。
木が自然に倒れてしまう事自体、危険な事ですし
そもそも風くらいで倒れてしまう木がある森というのは
適正な手入れをされておらず、ヒョロヒョロと細長いばかりの木で
根がしっかりと張っていないのです。
それに、木が密集しすぎているため、地面に下草が生えず土がむき出しの状態です。
このような森は、大雨の時に土砂が流れたり、と様々な悪影響が出るのです。
下草やヒノキ以外の木がなくても、ササだけはやたらとはびこってしまう所もあります。
しかし、繁殖力の強いササは他の植物が育つのを邪魔し、
そこにあるはずの植物の種類は激減します。
植物の種類が減れば動物の種類も減り、森の生物多様性が保たれない事になります。
そこで、ヒノキの間伐だけでなくササ刈りも行います。
刈った大量のササは道に運びだし、ヒノキの枝や葉などと一緒に
早く土に還るようチッパーにかけて粉砕します。
そのまま地面につけておいても、もちろんいずれは土に還るのですが
植樹作業をしなければならない場所ですから、安全に作業を行い、
植えた苗が育ちやすいように、林床(地面)を整理する必要があるのです。
そしてササや枝よりも運び出すのが大変なのは、もちろん丸太です。
材木として使う場合は地面に着けておいたら
腐ってしまいますので置き場を作ります。
この、置き場を作るのだってなかなかの作業です。
動力はほんの一部で、ほとんどが手作業、というか力仕事。
大勢の会員の協力の賜物です。
どの作業でも共通で言えることですが
足場が悪いので怪我の無いよう、十分に気をつけながら・・・。
いくつもの行程を経て、「創始の森」はこんな風にサッパリとキレイになりました。
植樹イベントのためのプレートを立てているところ。
日曜日はいよいよ苗木を植えます。
ここが広葉樹の緑あふれる森になるのは何年後でしょう?
森づくりは未来に希望が持てる、ロマンのある活動です。
・・・よね!?
ここまでの活動に参加した皆さん、お疲れ様でした!!
Posted by 箱根の森 at 16:17│Comments(2)
│創始の森
この記事へのコメント
とよた支部さん!!!!
スミマセン!コメント気づかず一か月!!!!
この記事は、とよた支部さんの発案でFさんに言われて書いたのですよ~。
こうしてひとつの場所を追っていくのも面白いですね。
私はたまにしか出ていませんが、
本当に皆さんの活動っぷりには頭が下がります。
もう、本職ですね(笑)
そうそう、とよた支部さんが下さった資料、Hさんから奪い取り(?)ました。
講座の前、睡眠不足でケガしないように気を付けて下さいね(笑)
スミマセン!コメント気づかず一か月!!!!
この記事は、とよた支部さんの発案でFさんに言われて書いたのですよ~。
こうしてひとつの場所を追っていくのも面白いですね。
私はたまにしか出ていませんが、
本当に皆さんの活動っぷりには頭が下がります。
もう、本職ですね(笑)
そうそう、とよた支部さんが下さった資料、Hさんから奪い取り(?)ました。
講座の前、睡眠不足でケガしないように気を付けて下さいね(笑)
Posted by 箱根の森
at 2013年04月16日 13:24

創始の森での半年間の作業、本当にお疲れ様でした。
活動日の多さ、12月に活動予定が11日も入っていたのを見たときは驚きました。伐採、採材、300本搬出、林床整理。。。重労働を事故なく終えることができてほっとしています。材が初めて売れる道筋がついたこともうれしいですね。おめでとうございます。みなさんの活動をこうして写真で見られてしあわせです。
活動日の多さ、12月に活動予定が11日も入っていたのを見たときは驚きました。伐採、採材、300本搬出、林床整理。。。重労働を事故なく終えることができてほっとしています。材が初めて売れる道筋がついたこともうれしいですね。おめでとうございます。みなさんの活動をこうして写真で見られてしあわせです。
Posted by とよた支部 at 2013年03月12日 18:56